ホーム>製品の一覧>複合すべり> |
最小安全率自動追跡機能 | |
今回新たに「最小安全率自動追跡機能」を追加しました。この機能についてご説明致します。 | |
まず一般的に言われている最小安全率の決定方法を一つご紹介します。 1.中心Oを固定し半径Rを変えていろいろなすべり面を仮定します それぞれのすべり面のもつ安全率を求め、その中で最小のものをその 点に中心をもつすべり面の安全率とします。 2.次に円弧の中心点Oの位置をずらして同じように計算を繰り返し、 その中心点での最小安全率の値を決めていきます。中心の位置は、格子 状の交点の位置にとり、多くの格子状交点で最小安全率をそれぞれ決め ます。 3.2.で求めたそれぞれの点の最小安全率の値から、等しい安全率を もつ点を結んで(コンターラインという)、この中心を定めるとこの点 の安全率が斜面のもつ最小安全率となります。 |
|
この方法ははじめに大きな間隔の大きな格子を想定し、除々に最小安全率をもつ一角に絞り込むようになると思います。 | |
今回KGCとしては、最小安全率が存在する一角を探し出す方法を以下のように考えました。 | |
まず、自動計算時には間隔の小さな格子を作成します。 この格子を計算開始位置とその周りの4箇所に(計5箇所)にセットして、 最小安全率の一角が見つかる方へ方へと移動させていきます。 この5つの結果のうち最も小さくなる位置を最小安全率をもつ円弧とします。 是非一度、ご利用下さい。 |