【崩壊土砂による衝撃力と崩壊土砂量を考慮した、
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待受け擁壁の設計計算を行うシステムです。】
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●擁壁形状
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待受け擁壁の形状は、以下の形状に対応しています。
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●対策手法
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不安定な結果に対して、以下の対策工法を設けています。
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①
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設置位置を離す。
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②
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天端幅を広くする。
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③
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壁高を高くする。
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④
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フーチングを付加する。
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⑤
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裏法コンクリートを付加する。
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①~④には、自動計算機能を設けています。
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擁壁の設計計算書のほかに、対策を行った場合には、計算結果の比較表の出力が行えます。
比較表には、10m当たりの擁壁のコンクリートボリュームと型枠、土工として掘削と埋戻の概算数量も出力します。
比較表以外にも、打合せやチェック用の資料の出力が行えます。
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崩壊の恐れのある層厚がわかる地点にその層厚を入力すれば、『国土技術政策総合研究所資料No.261』に基づいて、層厚を入力された地点毎に移動による力を算出し、その最大値を用いて設計を行います。
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●設計断面形状
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設計断面の基本的な条件として、以下の入力を行います。
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①現況地表面(座標を入力します。DXFデータからの指定が可能です。)
②急傾斜地の上端
③急傾斜地の下端
④急傾斜地の高さ
⑤急傾斜地の傾斜度 θu
⑥落石防護柵の高さ
⑦擁壁の空き高さ
⑧急傾斜地の下端に隣接する
急傾斜地以外の土地の傾斜度 θd
⑨裏込め土の勾配(初期値は0)
⑩崩壊土の勾配(初期値は0)
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●荷重の組合せ
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設計は、以下の荷重の組合せに対して行います。
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①平常時
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自重+裏込め土圧
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②地震時
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自重+地震の影響(地震時慣性力+裏込め地震時土圧)
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③衝撃力作用時
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自重+裏込め土圧+崩壊土砂による衝撃力
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④崩壊土砂堆積時
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自重+裏込め土圧+崩壊土砂による堆積土圧
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①平常時
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②地震時
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③衝撃力作用時
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④崩壊土砂堆積時
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●検討内容
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検討は、擁壁の安定性と部材の応力度の検討を行います。
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①安定性に対しての検討
②部材の応力度の検討
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・滑動に対する安定性(滑動安全率の照査)
・転倒に対する安定性(偏心距離の照査)
・基礎地盤の支持力に対する安定性(地盤反力度の照査)
・躯体
・フーチング付け根(フーチングが付加されている場合)
・上部擁壁下面(コンクリート張工の場合)
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●参考文献
・崩壊土砂による衝撃力と崩壊土砂量を考慮した待受け擁壁の設計計算事例
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平成16年6月
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全国地すべりがけ崩れ対策協議会
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・新・斜面崩壊防止工事の設計と実例-急傾斜地崩壊防止工事技術指針-
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平成19年9月
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社団法人全国治水砂防協会
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・国土技術政策総合研究所資料No.261
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平成17年6月
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国土交通省国土技術政策総合研究所
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(参考資料 崩壊の恐れのある土層厚の空間分布を考慮したがけ崩れ対策に関する検討)
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●動作環境
本体 |
Windows 10(32bit,64bit)/11(64bit) |
メモリ |
1.0 GB以上推奨 |
ハードディスク |
500 MB以上の空きが必要 |
ディスプレイ |
1024×768ピクセル以上の解像度が必要 |
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